「70点以下の人は赤色にしたい」 「重複しているデータを見つけたい」
まさか、一つひとつ数字を見て、ペンキのアイコンで手作業で塗りつぶしていませんか? もしデータが修正されたら、また塗り直しになってしまいますよね。
Excelの「条件付き書式(じょうけんつきしょしき)」を使えば、ルールを決めるだけで、あとはExcelが勝手に色を塗ってくれます。 データが変われば、色も自動で変わります。まさに魔法の機能です!
実践!「70点以上」と「70点未満」で色分けする
テストの結果表で、以下のように自動で色をつけてみましょう。
- 70点以上 → 緑色(合格!)
- 70点未満 → 黄色(赤信号!)
【手順①:70点以上を緑にする】
- 点数が入力されているセル範囲【B2:D7】をドラッグして選びます。

2. [ホーム] タブ → [条件付き書式] → [セルの強調表示ルール] → [その他のルール] をクリックします。 (※「指定の値より大きい」だと「70」が含まれないので、今回は「その他のルール」を使います)

3. 設定画面で次のように変更します。
- [次の値以上] を選択
- 右のボックスに
70と入力 - [書式] ボタンをクリックし、[塗りつぶし] タブで「緑色」を選ぶ


「OK」→「OK」で閉じます。 これで、70点以上のセルが緑になりました!

【手順②:70点未満を黄色にする】
範囲選択はそのままで、もう一度設定します。
- 同じく [条件付き書式] → [セルの強調表示ルール] → [その他のルール] をクリック。
- 今度は設定を変えます。
- [次の値より小さい] を選択
- 右のボックスに
70と入力 - [書式] ボタンで「黄色」を選ぶ

3. 「OK」で閉じます。

これで、「緑」と「黄色」が自動で塗り分けられました。試しに点数を書き換えてみてください。色が一瞬で変わるはずです!
他にもある!便利な「自動判定」カタログ
条件付き書式には、他にも便利なルールがたくさん用意されています。 [セルの強調表示ルール] の中にある機能を活用しましょう。
| ルール名 | こんな時に使う | 設定例 |
| 指定の値より大きい/小さい | 平均点より上の人を目立たせたい | 250」より大きい → 赤色 |
| 指定の範囲内 | ターゲット層を見つけたい | 「220」と「250」の間 → 青色 |
| 指定の値と等しい | 特定の数字(エラー値など)を探したい | 「0」と等しい → 灰色 |
| 文字列 | 特定の名前や部署を探したい | 「田」を含む(田中、山田など) → 太字 |
| 日付 | 期限切れや昨日のデータを探したい | 昨日」の日付 → 赤枠 |
実務で最強!「重複する値」を見つける
実は、仕事で一番使うのがこれかもしれません。 「リストの中に、同じ人が2回登録されていないか?」を一瞬でチェックできます。
- チェックしたい列(会員番号や名前など)を選びます。

2. [条件付き書式] → [セルの強調表示ルール] → [重複する値] をクリック

3. そのまま「OK」を押します。


これだけで、ダブっているデータだけが赤くなります。 名簿整理やデータ入力ミスを探すのに、これ以上の機能はありません!
設定を消したい時は(ルールのクリア)
「色がつきすぎて見づらくなった」「設定をやり直したい」という時は、ルールを削除します。
- 消したい範囲を選択します。
- [条件付き書式] → [ルールのクリア] → [選択したセルからルールをクリア] をクリック。

3. これで、元の真っ白なセルに戻ります。
まとめ
- 手動で色は塗らない!「条件付き書式」を使う。
- 「以上・以下」を厳密に分けたい時は「その他のルール」から設定。
- データの入力ミス探しには「重複する値」が最強。

これを使えば、データの見やすさが格段にアップし、チェック作業の時間も大幅に短縮できますよ!



運営者プロフィール
パソコンインストラクターの経験を生かして、シニアの方や初心者の方に、WordやExcelの「できた!」を届けるために活動しています。