excel(エクセル)を使っていて、「どうやって計算するんだろう?」「電卓みたいに使えたらいいのに…」と思ったことはありませんか?
エクセルは、ルールさえ覚えてしまえば、足し算や引き算、掛け算、割り算などの計算を自動で一瞬で行ってくれるとても便利なソフトです。
この記事では、パソコン初心者の方やシニアの方に向けて、エクセルで計算をするときの「絶対のルール」と、実際の操作手順をやさしく解説します!
エクセルで計算するときの「超重要」な2つのルール
エクセルで計算をはじめるときには、電卓とは違うエクセルならではのルールが2つあります。ここをマスターすれば、もう計算で迷うことはありません!
ルール①:計算は必ず「=(イコール)」からはじめる
電卓で計算するときは、最後に「+ 〇〇 =」と、最後にイコールを押しますよね。 しかし、エクセルでは最初に「=(イコール)」を入力します。
エクセルに向かって、「これからここに計算式を書きますよ!」と合図を送るイメージです。最初に「=」が入っていないと、エクセルはただの文字として認識してしまい、計算してくれません。
- 良い例:
=1+1(Excelはこれを計算式だと認識して「2」と表示します) - 悪い例:
1+1(ただの文字として認識され、計算されません)
キーボードの「Shift」キーを押しながら「ほ(=)」のキーを押して入力しましょう。

ルール②:入力はすべて「半角」にする
エクセルで計算式を入力するときは、「=」も、数字も、記号(+やーなど)も、すべて「半角(英語の入力モード)」で入力します。
全角(日本語の入力モード)で入力してしまうと、エクセルが計算式として認識できずにエラーになってしまうので注意しましょう。
例:=100+50

これで「100たす50」を計算できます。
エクセルで使う「計算の記号」一覧表
エクセルでは、掛け算の「×」や割り算の「÷」の記号は使いません。代わりにパソコン特有の記号を使います。
キーボードのどこを押せばいいかのヒントも一緒にまとめたので、確認しながら入力してみましょう!
最初は戸惑うかもしれませんが、以下の表と図を見て確認しましょう。
| 計算の種類 | いつもの記号 | Excelでの 記号 | 入力例 | キーボード入力方法のヒント |
|---|---|---|---|---|
| たし算 | + | + | =A1+B1 | Shift + 「れ(;)」 |
| 引き算 | - | - | =A1-B1 | 「ほ(ー)」 |
| かけ算 | × | * | =A1*B1 | Shift + 「け(:)」 |
| 割り算 | ÷ | / | =A1/B1 | 「め(/)」 |
お使いのパソコンにテンキー(数字だけのキーパッド)がある場合は、そこにある + - * / のボタンをそのまま押すだけで入力できるので、とてもお手軽です!


特に、掛け算(アスタリスク)と割り算(スラッシュ)は間違いやすいので注意しましょう!
実践!セルを使って計算してみよう
数字を直接入力して計算することもできますが、Excelでは「セルを選んで計算する」のが基本です。 なぜなら、元の数字を変えた時に、答えも自動で書き換わるからです。
「一度作れば、あとは数字を変えるだけで楽ができる」。これがExcelを使いこなす最大のメリットなんです!
【手順1】答えを出したいセルをクリックする
答えを出したいセル【B5】をクリックします。
例:個数の合計を出したい
以下の表を使ってやってみましょう。

【手順2】「=(イコール)」を入力する
キーボードを半角(英語入力)モードにして、Shift キーを押しながら 「=(ほ)」 のキーを押して、= を入力します。

【手順3】計算したいセルと記号を順番にクリック・入力する
マウスで、「20」が入っているセル【B2】をクリックします。
- ※手で「B2」と打つより、クリックする方が早くて確実です!

【手順4】+ を入力します。
次に、キーボードで足し算の記号 + を入力します。

【手順5】次に計算したい2つ目のセルをクリック
計算したい2つ目のセル(【B3】)をマウスでカチッとクリックします。画面には「=B2+B3」と表示されます。

【手順6】3つ目のたし算
+ を入力し、最後のセル【B4】をクリックします。

【手順7】「Enter」キーを押して確定します。
最後に、キーボードの Enter(エンター) キーをポンッと押します。 これで計算式が確定し、セルに一瞬で計算結果が表示されます!

画面には計算結果の「110」が表示されましたね! もし「本の個数」が20から50に変わっても、Excelが勝手に再計算して答えを直してくれます。これがExcelの便利なところです。

「まず=(イコール)を書いてから、セルをカチッと選ぶ」 このリズムを覚えるだけで、Excelが計算機に早変わりしますよ!
注意!計算の「優先順位」ルール
算数の授業で「足し算・引き算よりも、掛け算・割り算を先に計算する」というルールを習ったのを覚えていますか?エクセルもまったく同じルールで動きます。
それは「掛け算・割り算は、足し算・引き算より先に計算する」というルールです。
たとえば、次のような計算をしたいとします。
「100円のリンゴ1個と、150円のミカン1個をセットにして、2パック買ったときの合計」
これをそのまま
=100 + 150 * 2
と入力してしまうと、エクセルは「150×2」を先に計算してしまい、答えが「400」になってしまいます。(正解は 250×2 で 500円ですよね)。
エクセルは文字通り、ルール通りに計算します。
- 先に後ろの掛け算
150 * 2を計算する =300 - 残った足し算をする
100 + 300=400
その結果、人間が期待した「500」ではなく、「400」という答えになってしまいます。
思い通りの順番で計算させるには?
もし「100+150」を先に計算して、その答えを2倍(500)にしたい場合は、算数と同じように「カッコ ( )」を使って、先に計算したい部分を囲んであげます。
= (100+150) * 2
こう書けば、エクセルも「あ、カッコの中の足し算を先にやるんだな」と理解してくれるので、思った通り「500」と計算してくれます!
カッコは、Shift キーを押しながら 「8(ゆ)」 と 「9(よ)」 のキーで入力できます。これでエクセルも迷わず正しく計算してくれます!


こう入力すれば、カッコの中が最優先され、答えは「500」になります。 「計算が合わないな?」と思ったら、このルールを思い出してください。
「エクセルは、足し算よりも掛け算を最優先する生真面目な性格なんだな」と覚えておくと、これからの数式作りがぐっと楽になりますよ。
よくある間違い
❌ 1. 「=」をつけ忘れる
→計算ではなく文字として扱われてしまう。
❌ 2. 全角で入力してしまう
→ 「=」「+」「*」などが全角だと計算できません。
画面に文字の下線(波線)が出ていたり、Enterを2回押さないと確定しなかったりする場合は、全角(日本語)モードになっています。必ずキーボードの「半角/全角」キーを押して、英語入力モードに変えてから入力し直しましょう。

❌ 3. 「×」「÷」を使ってしまう
→ Excel では使えません。「*」「/」を使います。
❌ 4. 計算の途中で変なところをクリックして、式が崩れてしまった
式を入力している最中に別のセルをクリックすると、そのセルの名前が勝手に式に入り込んでしまいます。
「あ、間違えた!」「やり直したい!」というときは、キーボードの左上にある Esc(エスケープ)キーを押してください。 今やっていた入力をなかったことにして、最初の状態に安全に戻すことができます。焦らず Esc を押しましょう!

まとめ
Excelの数式は、セルに計算や条件処理を自動化するための命令です。基本的な関数を覚えることで、作業効率が大幅に向上します。
数式ができれば、関数もこわくない!
- 足し算(+)、引き算(−)、掛け算(*)、割り算(/)。 この4つができれば、Excelの計算の半分はマスターしたも同然です!
- 最初に必ず「=」を入れる
- 数字ではなくセル番地を選ぶ
基本が身についたら、次は「たくさんの数字を一気に計算する便利ワザ(関数)」の世界を覗いてみましょう。
今回の「+」や「*」を使った計算は、2つや3つの少ない数字を計算するときに便利です。 もし、「10個も20個もたくさんの数字をいっきに合計したい!」というときは、もっと簡単な魔法の言葉があります。
次は、エクセルで一番よく使われる「SUM(サム)関数」を使って、一瞬で大量の数字を合計する方法を学んでみましょう!
次はこちらもチェック! [【Excel基本】一瞬で合計が出る「オートSUM」の使い方]
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パソコンインストラクターの経験を生かして、シニアの方や初心者の方に、WordやExcelの「できた!」を届けるために活動しています。