Wordの文書に写真やイラストを入れたとき、「画像を少し動かしたら、文字がグチャグチャに押し出された!」「思った通りの場所に画像が配置できなくてイライラする…」なんて経験はありませんか?
Wordにおける画像(写真)は、実はかなり「ワガママな生き物」です。その性質を理解して思い通りにコントロールするためには、上級レベルの「配置ルール」の知識が欠かせません。
MOS 上級では「画像が動く」「文字を押し出す」「背面で選択できない」など、 Word 特有のクセを理解しているか が問われます。
画像の基本操作(サイズとトリミング)
まずは、文書内に画像を読み込んで、形を整える基本のステップです。画像を選択したときに表示される 図の形式 タブ(または図の書式タブ)をメインに使っていきます。
画像の挿入: 挿入 タブ > 画像 から、パソコン内の写真やストック画像を挿入します。

画像の挿入は👇
サイズ変更
画像の四隅にある〇マークをドラッグするか、図の形式 タブの右端にある数値ボックスで「高さ〇cm、幅〇cm」と正確に指定します。

トリミング
トリミング ボタンを押し、画像の不要な端っこをカットして、見せたい部分だけを切り抜きます。

画像スタイル
枠線をつけたり、影を落としたり、おしゃれな「ソフトエッジ(輪郭をぼかす)」などの効果をワンクリックで適用できます。

テキストの折り返し
画像がいうことを聞かない原因の9割は、この「テキストの折り返し(レイアウトオプション)」の設定にあります。画像を選んだとき、右上に表示される「扇風機のような小さなマーク」から切り替えます。
試験でも実務でも超重要な、代表的な4つの型を覚えましょう。
- 行内(デフォルト): 画像を「1文字のめちゃくちゃ巨大な文字」として扱います。文字と同じなので、マウスで自由に動かすことができず、文章の間に挟まるとそこだけ行の間隔がドカンと広がります。
- 四角: 画像のまわりを囲むように、四角く文章が綺麗に避けて配置されます。(※マウスで自由に動かせるようになります!)
- 背面: 画像が文字の「後ろ(背景)」に回り込みます。文字と画像が重なっても、文字が隠れません。
- 前面: 画像が文字の「前(上)」に覆いかぶさります。画像の下にある文字は見えなくなります。
👉【Word】MOS対策(一般)|画像の配置(文字列の折り返し・位置調整
画像の補正
MOS上級試験では、専用の画像編集ソフトを使わなくても、Wordの中で写真を綺麗に見せる「補正」のスキルが問われます。
明るさとコントラスト
図の形式 タブ > 修整 ボタンから、暗い写真を明るくしたり、くっきりさせたりします。

試験では「明るさ:+20%、コントラスト:-20%」のように具体的な数値を指定されます。
色の変更
色 ボタンから、写真をセピア調やモノクロ(白黒)に変えたり、特定のテーマ色に変更したりします。

背景の削除
写真の被写体(人物や物)だけを残して、周りの背景を透明にくり抜く神機能です。
背景の削除 を押すと自動で背景がピンク色になり、残したい部分と消したい部分をペンで微調整して確定します。

一般 vs 上級の問題構造の違い(ここが最重要)
MOS Word「一般」と「上級(エキスパート)」の図形・画像・表などの問題は、 “出題範囲” と “問題構造” がまったく違います。
✔ 一般(アソシエイト)
Word を「使えるようになる」ための基本操作ができるかを問う。
問題は 1ステップで完結 する。
例:
- 図形を挿入しなさい
- 画像の明るさを変更しなさい
- 表の行を追加しなさい
そのまま操作すれば解ける問題ばかり
✔ 上級(エキスパート)
Word を「正確にレイアウト・編集できる」高度操作ができるかを問う。
問題は 3〜5ステップの複合操作 が多い。
例: 「図形が選択できないので折り返しを四角に変更し、 複数選択して左右中央揃えにしなさい」
つまり:
- 原因を見つける
- 原因を解消する
- 正しい操作を行う
“そのままでは操作できない状態” を解決してから操作する問題が多い
上級でよくある「原因解消型」問題の例
- 図形が行内 → 四角に変更 → 複数選択 → 整列
- 画像が背面 → 選択ウィンドウで選択 → 前面に変更
- 表が動く → 折り返し設定を「なし」に変更
- 列幅が揃わない → 自動調整を解除 → 均等割り付け
一般では絶対に出ないタイプの問題
よくあるつまずき
受験生が本番で陥りやすい、画像操作のトラブルシューティングです。引き出しを増やしておきましょう。
つまずき①
画像を好きな位置に動かしたいのに、頑なに動いてくれない!
- 原因: テキストの折り返しが
「行内」のままになっています。
- 対策: 画像の右上のレイアウトオプション、または
図の形式>文字列の折り返しから「四角」や「前面」に変更してください。これでロックが解除され、マウスでどこへでも自由にドラッグできるようになります。
つまずき②
折り返しを「背面」にしたら、二度と画像がクリックできなくなった(選択できない問題)
- 原因: 画像が文字の「完全な後ろ」に隠れてしまったため、マウスでカチッと押しても、手前にある「文字(空白)」が選択されてしまう現象です。
- 対策: あわてず
ホームタブの右端にある選択>オブジェクトの選択をクリックします。マウスカーソルが白い矢印に変われば、文字を無視して後ろにある画像だけをパチッと掴めるようになります!(※操作が終わったらEscキーで元に戻しましょう)。
まとめ
- 画像操作は 挿入 → 編集 → レイアウト →折り返し の流れ
- トラブルの原因の 80% は折り返し設定
- MOS 上級では
- 四角
- 行内
- 背面 の違いを理解しているかが問われる
- 背面の画像は選択できないため、選択ウィンドウが必須
手元のWordにペットや景色の写真を1枚挿入してみてください。それを「四角」に変えて文章の横に並べたり、「背景の削除」で綺麗にくり抜く練習をしてみましょう。この「画像を飼い慣らす感覚」が掴めれば、MOS上級の画像問題はバッチリです!
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