【Excel】関数は不要!データを一瞬で分ける・つなぐ機能「フラッシュフィル」

フラッシュフィルは複雑なデータを秒で整理できる数式いらずの機能 Excel

氏名リストを見て「姓と名を分けてほしい」と言われたり、 住所録に「〒マークをつけて」と頼まれたり…。

一つひとつ手入力やコピペをしていませんか? あるいは、難しい関数(LEFT関数など)を調べていませんか?

実はExcelには、こちらのやりたいことを察して、残りを全部自動でやってくれるすごい機能があります。 それが「フラッシュフィル」です。

フラッシュフィルとは?(魔法のショートカット)

Excelがデータの「法則」を見つけ出し、残りのデータを一気に入力してくれる機能です。 難しい設定は一切不要。覚えるのはこれだけです。

数式も関数もいりません

Ctrl + E 

たったこれだけで、数時間かかる作業が「数秒」で終わります。

実践!データを「分ける」(氏名の分割)

よくある「氏名(山田太郎)」を「姓(山田)」と「名(太郎)」に分ける作業をやってみましょう。

【手順】

  1. 名前が入っている列のすぐ隣の列を使います。
  2. 1行目だけ、手入力で「山田」と入れます(これが手本になります)。
  3. 入力を確定したら、Ctrl + E を押します。
フラッシュフィルを使うとエクセルが自動でパータンを理解してくれます。

すると…一瞬で下の行まで「姓」だけがズラッと入力されました!

Ctrl+E

「名(太郎)」の方も同じ手順でできます。Excelが「あ、この人は名前だけを抜き出したいんだな」と空気を読んでくれるのです。

フラッシュフィルで姓と名が別々の列に抽出

データを合体(氏名の結合)

「姓(山田)」と「名(太郎)」を同じセルに結合させます。

  1. 【C1】に「山田太郎」と手本を入力します
  2. 入力を確定したら、Ctrl + E を押します。
姓と名を結合
自動で結合

実践!データを「つなぐ・加工する」(郵便番号など)

分けるだけではありません。文字を足したり、形を整えるのもお手の物です。

例:数字だけの郵便番号(1234567)を「〒123-4567」にしたい

  1. 隣の列に、理想の形である「〒123-4567」を手入力します。
  2. 入力を確定したら、 Ctrl + E を押します。
特定の文字を追加したり文字を変換

これだけで、全ての行に「〒」と「ハイフン」がつきました。 関数を使わずにこれができるのは、フラッシュフィルならではの強みです。

追加された列が自動作成

フラッシュフィルで出来ること

フラッシュフィルは、1行目の手本データから法則を推測しパターン化してくれるのでパターンに合っていれば応用がききます。
  • メールアドレスからアカウントとドメインを抽出
アカウント名とドメイン名

メールアドレスをアカウント名とドメインに分けることができます。


  • 特定の記号やアルファベットを抽出
特定の記号やアルファベットを抽出

アルファベットの一部を抽出することができます。


  • 「日付」と「曜日」を分ける
日付」と「曜日」を分ける

日付と曜日を分けることができます。


  • 「日付」と「曜日」を結合する
「日付」と「曜日」を結合する

別々の列にある日付と曜日を一つに結合できます。


  • 特定の文字を追加する
特定の文字を追加する

文字の先頭や末尾に同じ文字を追加できます。


  • 特定の文字を削除
特定の文字を削除

同じ文字を削除することができます


  • アルファベットの大文字を小文字に変換
アルファベットの大文字を小文字に変換

アルファベットを大文字を小文字又は、小文字から大文字にも変換できます。


ももねこ先生
ももねこ先生

フラッシュフィルは、1行目のセルを手本にして法則を推測し成功させます。

フラッシュフィルは、1行目のセルを手本にして法則を推測

うまくいかない時は?(Excelにヒントを与える)

困ったちゃん
困ったちゃん

フラッシュフィルが機能しないのはなぜ?

とても賢いフラッシュフィルですが、たまに間違えることがあります。 有名なのが「都道府県の抽出」でのミスです。

フラッシュ フィルが機能しない

失敗例

  1. 1行目:東京都(3文字) → お手本として「東京都」と入力
  2. 2行目:岡山県(3文字) → Excel「3文字抜き出せばいいんだな」と判断
  3. 3行目:和歌山県(4文字) → Excel「3文字だから…『和歌山』!」

このように、文字数が違うデータが混ざっていると、法則を読み間違えて「県」が消えてしまうことがあります。

【対処法:お手本を2つにする】 そんな時は、Excelにもう少しヒントをあげましょう。 1行目だけでなく、2行目(和歌山県など文字数が違うもの)まで手入力してから Ctrl + E を押します。

するとExcelは「あ、3文字とは限らないんだな。県まで抜き出すんだな」と学習し直し、正しく修正してくれます。

使うときの注意点(ここだけチェック!)

フラッシュフィルが動かない時は、以下の3つを確認してください。

  1. 隣の列でやっていますか? 元データの列と、入力したい列が離れていると、Excelはどこを見ればいいか分かりません。必ず「隣接する列」で行いましょう。
  2. 表記は統一されていますか? 「半角スペース」と「全角スペース」が混ざっていると、うまく法則を見つけられないことがあります。
  3. 最後は目でチェック! 非常に優秀ですが、100%完璧ではありません。ざっと全体を見て、変なところがないか確認する習慣をつけましょう。

まとめ

  • Ctrl + E は、Excel作業を劇的に速くする最強のショートカット。
  • 「分ける」だけでなく「つなぐ」「文字を足す」こともできる。
  • 間違えたら、「お手本」を2行、3行と増やして教えてあげる。
ももねこ先生
ももねこ先生

関数が苦手な人こそ、まずはこの「フラッシュフィル」から使ってみてください!


次に読むおすすめ3つをまとめました。
この3つを読んでおくと、今回の内容がさらにわかりやすくなります。

ももねこ

運営者プロフィール

パソコンインストラクターの経験を生かして、シニアの方や初心者の方に、WordやExcelの「できた!」を届けるために活動しています。

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