SUMIF関数は、指定した「単一の条件」に合うデータだけを選び出し、対応する数値を合計するための関数です。
売上表から「ワインの合計売上だけを知りたい」「特定の期間以降の売上だけを合計したい」といった場面で活躍します。
SUMIF基本構文
SUM(合計)とIF(もし~ならば)を組み合わせたものです。
以下の3つの引数(ひきすう)だけで構成されています。
=SUMIF(範囲, 検索条件, 合計範囲)
| 引数名 | 役割 |
|---|---|
| 範囲 | 検索条件を探すデータが入っているセル範囲 |
| 検索条件 | 合計の対象とするための条件(文字列、数値、比較式など) |
| 合計範囲 | 実際に合計したい数値が含まれているセル範囲 |

- 動作: 「範囲」内で指定した「検索条件」に合うデータを探し、見つかったセルに対応する位置にある「合計範囲」内のセルを合計します。
検索条件の書き方ルール(ダブルクォーテーションの活用)
SUMIF関数では、検索条件としてセル参照以外の文字列や、条件を表す式を使う場合、必ずダブルクォーテーション("")で挟む必要があります。
① 文字列を直接指定する場合
例: C2からC11の範囲から、完全に「ワイン」と一致するデータを探し、D列の金額を合計する。

- 数式:
=SUMIF(C2:C11, "ワイン", D2:D11)
② 比較演算子や日付を指定する場合
「〇〇よりも大きい」「〇〇日以降」といった条件を指定する際も、条件式全体をダブルクォーテーションで挟みます。
- 例: A2からA11の範囲から、2025年6月3日以降(
>=2025/6/3)のデータを探し、D列の価格を合計する。
上記の例では、販売日(範囲A2:A11)に対して >=2025/6/3 という条件を適用し、価格(合計範囲D2:D11)を合計しています。

- 数式:
=SUMIF(A2:A11, ">=2025/6/3", D2:D11)
応用テクニックと注意点
① 合計範囲を省略できる(裏ワザ)
もし「範囲」と「合計範囲」が同じセル範囲である場合、「合計範囲」の引数は省略できます。
例: 「価格」列(D2:D11)の中から、「100,000円を超えるもの」だけを合計する場合。
- 数式:
=SUMIF(D2:D11, ">100000") - (この場合、D2:D11が範囲であり、同時に合計範囲となります。)
② ワイルドカードを使ったあいまい検索
例: 商品名に「ワイン」という文字が含まれているものすべてを合計したい場合。
- 数式:
=SUMIF(B2:B11, "*ワイン*", D2:D11)
③ 複数条件は SUMIFS関数へ
UMIF関数は一つの条件しか扱えません。もし「品目がワインかつ売上日が6/5以降かつ売上が10万円以上」のように、複数の条件で集計したい場合は、SUMIFS関数を利用する必要があります。
参考:演算子の表/IF関数
まとめ
SUMIF関数は単一条件での集計に特化している。- 構文はシンプル
=SUMIF(範囲, 検索条件, 合計範囲)。 - 文字列や条件式は必ずダブルクォーテーション(
"")で挟む。
SUMIF関数を使いこなすだけで、集計作業の効率が格段に向上します。



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